ショパン ノクターン 遺作

Chopin Frederic (1810-49)

Nocturnes Nocturne (lento con gran espressione)  KK.IVa/16

このノクターンは、ショパンが20歳頃に作曲したとされる作品で、彼の死後に発見され、遺作として出版されました。姉に献呈されたため、生前には公にされず、作品番号もついていません。

「ノクターン(夜想曲)」というジャンルは、ショパンより少し年上のイギリスの作曲家ジョン・フィールドが考案したもので、ショパンはその形式をさらに洗練させ、独自の詩情と技巧を加えて発展させました。

この曲は「Lento con gran espressione(ゆっくりと、非常に表情豊かに)」という指示の通り、静かな夜の情景を思わせるロマンティックな雰囲気に満ちています。中間部には、同時期に作曲されていたピアノ協奏曲第2番と似たフレーズも見られ、ショパンの音楽的な世界が垣間見えるようです。


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