生徒さんの声(70代男性)

先生にピアノを教えていただくようになり、早10年が過ぎました。

きっかけは、仕事を定年退職したので、かつて習っていた(小学校1年生から中学校1年生まで)ピアノで、自分の好きな曲をちゃんと弾けるようになりたいと思ったことです。

ピアノのもつ楽器としての完成度の高さと、多様な表現ができる奥深さから、ピアノ以外の楽器の選択肢はありませんでした。

ただ、定年退職後も10年以上現在に至るまで、まだ現役フルタイムで働いていますので(年齢を重ねてくると、日々の勤務だけでくたくたで、帰宅後は余力がありません)、なかなか練習時間が取れません。

そんな時でも先生は「ここで練習していかれるといいですよ」と優しくおしゃってくださるので、できる範囲の練習でレッスンに臨むことができます。

また、そのレッスンで上達のためのポイントを的確に教えてくださるので、回を重ねるごとに少しずつではありますが上達していくことが分かり、モチベーションを維持していくことができます。

選曲に関しては、基本的には自分で曲を決め、その楽譜を探して練習するというスタイルなので、自己選択、自己決定が必要です。

この「次はこの曲が弾けるようになりたい、そのための楽譜はこれだ!」という自己選択、自己決定というのが、実はやはり主体的に学んでいくためのモチベーションアップに繋がっています。

ただ、自分の能力と曲の難易度が乖離していることがありますが(ほとんどの場合、自分の能力以上の楽譜を選んでしまいがちです)、そんなときは先生が私の能力に適応するよう、ちょうどいい具合にアレンジしてくださいます。

難しすぎるときはもちろん、簡単すぎるときにも手を加えてくださるので、確実に達成感を得ることができます。

それでもまだ能力の限界を超えているときには、途中棄権も認めてくださるので、ストレスなしでレッスンを続けていくことができます。

また、選曲のジャンルも、クラシックに限らず、全ての分野で対応してくださるのもとてもありがたいです。

ちなみに私は、和洋のスタンダードナンバー、ジャパンポップスなど、クラシックとは程遠いものばかりを練習していますが、自分が弾きたい曲が上達していくのはとても嬉しいことです。

年齢を重ねていくと、今まで普通にできていたことが、ある日突然できなくなっていることに気付いて愕然とすることもしばしばですが、そんな中でそれまで全く弾けなかった曲が、曲がりなりにも自分で満足できるレベルまで弾けるようになることは、自尊感情や自己肯定感にもつながりますし、何より自分の中で常に音楽が鳴り続けていることで、何となく豊かな気持ちになることができます。

また、集中して練習しているときには、他の全てのことを忘れ、その曲のことだけに没頭する貴重な時間でもありますし、練習し終わったときには、「やったぞ!頑張ったぞ!」感で満たされます(極めて自己満足感ではありますが)。

したがって、これからも、より人生を充実したものにしていくため、できる限りピアノを弾き続けていきたいと思います。 

神戸おとなのピアノ教室「タルド」神戸市中央区 三宮駅 新神戸駅

おとなのピアノ教室です。初めてピアノに触れる方から経験者まで年齢もレベルもさまざまな方が通われています。クラシック・映画音楽・ポピュラー音楽など弾きたい曲を弾いてみましょう。ピアノを一生の趣味として、楽しく、無理のないように続けていけるようなレッスンをしています。