ベートーヴェン ピアノソナタ 第8番 悲愴 Op.13
ピアノソナタ 第8番 悲愴 Op.13
Ludwig van Beethoven (1770-1827)
für Klavier No.8 “Pathétique” op.13
ベートーヴェンの難聴は20代後半頃から悪化しています。その頃に作られたのが「悲愴」です。
1楽章からは耳が聴こえなくなるのではないかという不安や苦悩が感じられます。
序奏部分が譜読みの拒否反応を起こしてしまうみたいです。独学では厳しいのかも。この部分は一緒に譜読みをしましょう。
2楽章は歌うように(cantabile)の指示があります。2楽章の重々しい悲愴感はありません。ベートーヴェンの作った最も美しいメロディと言われているようです。他の器で演奏することも多く、またポピュラー音楽にとり入れられたりもしています。
名曲集の中に入っているので簡単に弾けるのではと思われている方も多いのですが、いざ弾いてみると音が多いので大変なところがあります。何か所か音を端折ると弾けると思います。
3楽章は、1楽章2楽章に比べると、和音が少な目なので弾きやすいかもしれません。とはいえ最後には4つの音を同時に押さえる所があります。コンクールで弾くわけではないですし、手の小さい方は少し音を端折ってみてもいいと思います。
弦楽四重奏のアレンジも参考になります。
楽譜は 国際楽譜ライブラリープロジェクト ピアノソナタ第8番作品13 の楽譜
0コメント