ランゲ 花の歌
ランゲ 花の歌 作品39
Gustav Lange (1830-1889)
Blumenlied op.39
大人ピアノの憧れ、ランゲの『花の歌』。実は私にとっても思い出深い一曲です。
音大卒業後にイベント演奏のお仕事を始めた頃、リクエストが多かったのがこの曲でした。賑やかな会場でも、このイントロが流れると多くの方が足を止めて聴き入ってくださり、その人気の凄さに驚いたことを今でも覚えています。
その後、教室で大人の生徒さんを本格的にレッスンするようになった頃にも、「『花の歌』が弾きたいんです!」という方がとても多く、ここでもまたこの曲の人気ぶりにびっくりしました。
19世紀後半のヨーロッパ、当時はサロンや家庭で音楽を楽しむ文化が全盛期で、作曲家ランゲはまさにその中心で大活躍していました。生涯に400曲以上のサロン音楽を手がけた大ヒットメーカーである彼が、当時の大人たちの贅沢なリラックスタイムのために作ったのが、この『花の歌』です。
上品で可憐な前半から、中盤は一転してドラマチックな展開へ。
ただ、この中盤には、独学だと「えっ、どうやって弾くの…!?」と戸惑ってしまうような、一見すると超絶技巧のような難所が登場します。
でも、心配しなくて大丈夫です!
これは当時、ランゲがサロンの聴衆を「魅せる」ために仕掛けた、お洒落な演出。楽譜だけ見ると難しそうですが、実は手の使い方やペダルの踏み方にちょっとした「コツ」があります。それさえ掴めば、無理なく、驚くほど華やかに響かせることができますよ。
楽譜はimslp
0コメント