ショパンの楽譜
ショパンのバラード3冊。左からパデレフスキ版、エキエル版、コルトー版。
左のパデレフスキ版はショパン没後百年にあたる1949年から1962年にかけて刊行され、長らくショパンコンクールで推奨されてきました。巨匠の録音もパデレフスキ版が多いようです。
私も学生の頃はパデレフスキ版を使っていました。
真ん中のエキエル版は、1967から年からポーランドの国家事業として、自筆譜、弟子の楽譜への書き込みなど精査・比較・検討した「ナショナル・エディション」
2005年からショパンコンクール推奨楽譜です。
パデレフスキ版とエキエル版ではスラーやタイが微妙に変わってます。
右のコルトー版は、音やスラー、タイなどは最新の研究のものとは異なるとしても、ピアニストのアルフレッド・コルトーの解説と練習方法、指使いは今も参考になります。
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