チャイコフスキーコンクール 読了
故 中村紘子さんの長編エッセイ チャイコフスキーコンクール読了。
ピアニスト中村紘子さんが、審査する側からの視点で4年に一度行われるチャイコフスキー国際コンクールについて書いています。
1982年、1986年、1990年、1998年、2007年と5回にわたって審査員という立場からコンクールを観察できたとのこと。
少し古いのですが、コンクールやクラシック音楽界が抱える問題は今も変わっていないことも、もっと酷くなっていることもありそうで興味深い内容です。
新潮文庫の方は、1990年のチャイコフスキーコンクールとソ連の様子を書いた「ピアニストが聴くペレストロイカ」と2012年の「問題はつきない」の2つの短いエッセイが追加されています。
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