ショパン ワルツ 15番
ショパン ワルツ 第15番 ホ短調 遺稿
Frederic Chopin (1810-1849)
Valse in E dur Op. Posth.
ショパンの「ワルツ第15番(ホ長調・遺作)」は、数あるワルツの中でも少し特別な雰囲気を持った一曲です。この曲はショパンが19歳の頃に書いたと言われており、彼の死後に出版されました。生前に出版社へ持ち込まれることのなかったこの曲は、まるでショパンの個人的な日記のような、素直でみずみずしい感性が感じられます。
「ワルツ」とタイトルがついていますが、実際に弾いてみると、ポーランドの民族舞踊「マズルカ」を思わせるような独特のリズムの揺らぎやステップが感じられます。遺作のワルツに多い哀愁漂う雰囲気とは違い、光が差し込むような明るさと上品な華やかさがあるのもこの曲の魅力。均一なワルツのリズムというよりは少し癖のあるマズルカ風のステップ感が、聴いていても弾いていても心地よいアクセントになっています。
レッスンでも、この「ワルツのようでマズルカっぽい」独特のニュアンスをどう表現するか、生徒さんと一緒に試行錯誤しながら楽しく進めています。
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