②ドイツ室内楽レッスン旅 〜音楽漬けの合宿へ
今回、ドイツに持っていく曲はモーツァルト。
クラシック音楽がお好きな方ならお分かりかもしれませんが、モーツァルトをはじめとする「古典派」の作品って、実はものすごく手強いんです(笑)。
とにかくスケール(音階)とアルペジオ(分散和音)の連続で、一音一音の粒がきれいに揃っていないと、すぐにバレてしまう「誤魔化しのきかない音楽」なんです。
高校生の時なら、毎日1時間はスケールとアルペジオの基礎練習をしていたので指もよく動いたのですが……。あれから年月が経ったいま、指はだいぶ錆びついています。
それでも、日々のちょっとした空き時間を見つけては鍵盤に向かい、練習を重ねています。弾いているうちに、モーツァルトの美しい音楽に心が洗われて、とても癒されます。
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練習と並行して進めなければならなかったのが、現地への「受講料の支払い」でした。
20代の頃にヨーロッパへレッスンに行ったときは、一体どうやって支払ったのかすっかり忘れてしまっていたのですが、今回は現地から「銀行に振り込んでください」とメールが届きました。(今はメールにバッチリ翻訳機能がついているので、本当にありがたいですね!)
「はて?海外送金なんて、したことあった……?」
そう思いながら調べてみると、日本の銀行から海外送金をするには、事前に申し込みをして書類を郵送し、本人確認をして……という手順が必要で、とにかく時間がかかることが判明!現地の支払い期限に間に合わないというピンチに陥ってしまいました。
そんな時、ピアノの生徒さんから「スマホのアプリで簡単に送金できますよ」と教えてもらったんです。
早速『Wise』というアプリをダウンロードし、案内に従って手続きを開始。マイナンバーカードをスマホで読み取ったり、その場で自分の顔を自撮りして本人確認をしたりと、まさに「いまどき」のやり方で、なんとか無事に送金を完了させることができました。
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20代でヨーロッパの土を踏んだあの頃は、ただただ「ピアノが上手くなりたい」という一心でした。「自分の表現しようとしていることが、本場の先生に伝わるだろうか」「先生のおっしゃる深い音楽性を、自分はちゃんと感じ取れるだろうか」そんな不安と、大きな期待で頭がいっぱいだったのを覚えています。
あれから数十年が経ったいま、不思議とあの頃のような張り詰めた不安はありません。それよりも、日々の忙しい日常から少し離れて、ただひたすらに「音楽だけに浸れる時間」が待っていると思うと、わくわくする気持ちの方がずっと大きくなっている自分がいます。
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