⑤ドイツ室内楽レッスン旅 〜番外編:食事・街の様子〜

滞在中の食事は、毎日キッチリ時間が決まっていました。

朝食:8:00(バイキング) 

昼食:13:00(温かいメイン1品) 

夕食:19:00(バイキング)


朝食と夕食はセルフで選べるバイキング形式。 20代の頃にヨーロッパへ行った時は「日本のふわふわした食パンの方が美味しいのに……」と思っていたのですが、今回は自分の「口が大人になっていた」のか、噛むほどに味わい深いドイツのパンやライ麦パン、チーズやハムがどれを食べても本当に美味しい!と感じました。

昼食は温かいお料理が1品ドーンと出るスタイル。

夕食はパンとハム、チーズ、サラダなどが並ぶ、素朴でシンプルなラインナップでした。

(後で調べてみると、こうした火を使わない軽めの夕食は「カルテス・エッセン」と呼ばれ、ドイツでは定番のスタイルなのだそうです。)

最初は「夕食がこんなにあっさりでいいの?」と新鮮でしたが、練習で疲れた胃にはかえって優しく、朝にお腹がすいているので良かったです。

練習やレッスンの合間には、少しだけ街を歩く時間もありました。

ある日は近くのお城へ見学に。

以前、ベルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿を訪れたときは、ものすごい数の観光客で、前の人についていくだけで精一杯でした。でも今回訪れたのは、特に観光地というわけでもない田舎町のお城。訪れる人もまばらで、ほぼ貸し切り状態。むしろ案内係の方の人数の方が多いくらいでした。

静かな城内をゆっくり自分たちのペースで歩けるという、なんとも贅沢な時間を過ごすことができました。水色と金の装飾、天井いっぱいに広がるフレスコ画……写真に収めきれなかった部分もあるほど、見応えのある空間でした。

練習の合間には、「近くにブルッフが住んでいた建物があるから、行ってみるといいよ」と先生に勧められ、探しに行くことに。ブルッフは1867年から1870年、この町の宮廷楽長を務めていて、あの有名なヴァイオリン協奏曲第1番を仕上げたのも、この時期だったのだそうです。このヴァイオリンコンチェルトは私も伴奏で弾いたことがあるので、行ってみよう!となりました。でもピアノ弾きにはあまり馴染みのない作曲家かもしれません。

ヴァイオリンを弾く人たちにとっては、ピアノで言うところのリストくらい親しみのある存在なのかもしれないな、とふと思いました。

建物の中には入れませんでしたが、今でも普通に誰かが暮らしているようでした。目の前には教会もあり、ブルッフもこの教会の鐘の音を聞いていたのかな、と想いを馳せました。


この町は、晩年のリストが訪れた土地でもあったようで、練習室やレッスン室のある建物の中にリストの写真が飾られていました。ピアノ弾きとしては思わずテンションが上がったのですが、周りの弦楽器の受講生たちはあまり興味がなさそうで……。あまりの興奮に、思わず音大時代のピアノ科の友人にリストのアップ写真をLINEで送ってしまったほどです。

19番リスト!!

楽器によって「推し」の作曲家が違うのだな、と一人で盛り上がっていました。

神戸おとなのピアノ教室「タルド」神戸市中央区 三宮駅 新神戸駅

おとなのピアノ教室です。初めてピアノに触れる方から経験者まで年齢もレベルもさまざまな方が通われています。クラシック・映画音楽・ポピュラー音楽など弾きたい曲を弾いてみましょう。ピアノを一生の趣味として、楽しく、無理のないように続けていけるようなレッスンをしています。