⑥ドイツ室内楽レッスン旅 〜心境の変化・振り返り〜
日本に戻り、いつもの日常が「少しずつ」どころか一気に、急激に戻ってきました(笑)。
帰国した瞬間、仕事や日々の雑用に追われる毎日に引き戻されましたが、だからこそ、あのドイツでの時間がどれほど特別だったかを改めて実感しています。日本にいると、どうしても時間に追われ、「練習時間をどう捻出するか」に頭を悩ませる毎日です。
ですがドイツでは、朝6時の練習から始まり、ホールでのレッスン、録音の聴き返し……と、ただひたすらに音楽のことだけを考え、ピアノに向き合うことができました。
この年齢になってから、すべての雑音を払いのけて「初心に戻り、とにかくたくさん練習できたこと」は、私にとって何物にも代えがたい経験となりました。
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今回の滞在で特に印象的だったのは、先生方の熱量です。
朝からレッスンし通しのハードスケジュールにもかかわらず、疲れた顔ひとつ見せず、ご自身の持っている知識や情熱をすべて教え込もうとしてくださる姿勢が、ビシビシと伝わってきました。
その姿を見ていると、私自身の中にも二つの気持ちが湧いてきます。
まだまだ自分ももっと学び、上手くなりたいという気持ち。
そして、私が今知っていること、感じていることを、生徒の皆さんにも伝えていきたいという気持ちです。
プレイヤーとして新しい響きや感覚を学び続けると同時に、指導者としてそれを惜しみなく生徒の皆さんに手渡していく——。
先生方の教えは、私自身の演奏だけでなく、これからのレッスンにも、大きな光を与えてくれました。
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